『MANGASKI』の自己紹介
MANGASKI(マンガスキー)と読みます。よろしくお願いします。
タイトルは清野とおるの漫画『ゴハンスキー』から真似しました。
不思議な縁があってこのブログに来ていただき本当にありがとうございます。
「やたら誤字脱字がある」
「変な文章だ」
「日本人・・・じゃない・・だと・・?」
もしくは
「変な文章だが興味を持った」
と思ってくださってここに来てくれたと思うので簡単にですが色々と自己紹介を残させていただきます。
私はどこにでもいる普通の漫画好きです。
いや、正直に言うと普通じゃない漫画愛好家です。
その理由の一つに私の実家が「古本屋」だったというものがあります。
古本屋でしたので本にカバーがされることなく陳列されていたため、全ての漫画も書籍も読み放題でした。
もちろんドラゴボから北斗の拳からジョジョもあれば、とりあえず漫画なら何でも置いてあったため男子にも関わらず幼少期から花とゆめコミックスの代表作パタリロに青年コミックのゴリラーマン、何ちゃらバレーボーイズ、変HEN、AKIRA、雷火(ライカ)からおそらくカルト漫画の類のアップルシードと攻殻機動隊に似た謎の同人SF漫画、エログロ系の丸尾末広、ねこぢるの作者と旦那の方のやつ、挙げ句の果てには成年コミックも揃っていたからまぁ大変、閉店後に少年漫画を見ているふりして片っ端から漫画を読む日々を過ごしていました。
色々と拗らせてしまいました。
そんなわけで、古本に囲まれコミュニケーション力が乏しかったプラス、自閉症グレーゾーンな性格も原因だと思いますが、好きな漫画を好きと言える環境ではない人生を過ごしていたと言う感じです。
まぁ、何が言いたいかと私MANGASKIはかなり狂った漫画人生を幼少期から繰り広げ、嗜好がだいぶ偏っているとはいえ
漫画愛好家歴40年以上
のマンガ愛だけは誰にも負けていない人ってことです。
もちろん現在も少年ジャンプから真激(過激な成年雑誌)まで漫画を愛好している日々でございます。
ここまで読むと偏屈な人間に見えるかもしれませんが、風水的に私は火、日の属性で、人に恵まれる性格らしく、ありがたいことに道を踏み外す前に多くの人に手助けされて真っ当な人に見えるように擬態できる程度の知恵と知識を得ることができております。(そのため多くの人に私の漫画脳を披露できていません)
なぜこのブログを作ったのか?
だからこそこの脳内を披露したい。
同志が欲しい。
そうは思っても手段もコミュ力もない。
家族もできてしまった。
どうする?
ってタイミングで
ある時雷に打たれた衝撃と同じぐらい「面白い漫画」と出会ったことが、このブログを作るきっかけになったのでございます。
この漫画をそのままにして良いのか?
こんな面白い漫画を知らずに過ごす人がいて良いのか?
おそらく宣伝が足らずに日の目を浴びることなく漫画は世の中にはたくさんあるはず。
そして、ブログという手段でその漫画たちの魅力を紹介したい!
その一念でこのブログを立ち上げました。
嫌いな漫画について
が、先にごめんなさい
漫画の「嫌い」について先に語らせてください。
好きな漫画についてよりも、ちょっと大事だと思ったので先に失礼します。
このブログでは「個人的に嫌いだなと思った漫画」も紹介して基本的に批判する内容の記事も書いています。
好きもあれば、嫌いもあります。
でも世の中そう簡単に「嫌い」って言えないじゃないですか。
同調圧力・・・と言うよりはメディアがゴリ押しの結果「この漫画が何で?」と思うようなものたくさんありますよね。
最近だと「君たちはどうなんちゃら」とかジブリの最新アニメを批判したら「浅い思考の人間には向かない」とか信者の方々にたくさんこき下ろされたりしました。しかし、逆に「私もそう思っていました」とか私の考え方に賛同してくれる方のコメントの方がめっちゃくちゃ多くて驚いた経緯があります。
私のブログは最初に申した通り、私のような漫画を楽しんでくれるファンが集まる喫茶店を目指しております。
なのでこの喫茶店では嫌いなものは嫌いと言いますし、何で嫌いかもはっきりと言います。それに対して「反論」するのではなく、「私もそう思っていた」と思ってくれる人が集まってくれればそれで良いと思ってます。
好きな漫画について
今後思い出したら増やしていきますが、皆様の中で「あ、分かる」と少しでも思ってくれた同士がいたら超嬉しいですし、遠慮なくコメントください。ただし前述した通り罵詈雑言は私の心身を深く傷つける場合があるため、すぐにスクショしてネットポリス様に提供してもらいますので悪しからず。
異論は認めますが、暴言はお控えください。あくまで同志を増やしたいだけですし
薬で若干ぼやっとしているせいもあって、今、思いついた漫画を紹介していくので今後も増えていくと思います。
ごめんなさい
話がそれましたね。
この思いつきで言葉が出てきてしまうのも何らかの精神疾患の一種だと思いますが、客観的にお酒でも飲みながら楽しんでいただく分には無害ですし鑑賞者の気持ちでいてくれたら面白いと思います。
それでは私のグッときた漫画を思いついたら追加していきます。
もちろんこのブログですでに紹介している漫画は大好きですし、みんなに読んでもらいたいので紹介したいのですが、それはこちらの一覧から読んでください。
「パパがも一度恋をした」
阿部潤さんの代表作「パパがも一度恋をした」
キャラクターの可愛さが当時世界一でドストライクに衝撃、当時あまり話題になることもなく、(ただし汚いおっさんに美人のママの性格が乗り移ったというプロットは心底受け付けることができなかった)
この方、現在忘却のマチコは、絵柄も落ち着いているのですが、個人的に微かにあったエロさが皆無になってしまったため全く興味が失せております。
「カムイ外伝」
古いなおい!
と思った方、
なにそれ?
と思った方。
この漫画最高傑作ですよ。
白土三平(しらとさんぺい)さんの手で1965年に少年サンデーで掲載されたカムイ外伝は、1964年にカムイ伝として”手塚治虫タッチ”の絵柄で一年間連載後、何を思ったのか突如ゴリゴリの劇画「カムイ”外”伝」とタイトルを変更して連載開始。
骨子は抜け人となったカムイが身分を隠して日本中を彷徨い旅をするのだが、どんなに見事に市民を演じても追っ手もプロのためすぐに足がついてしまい隠れ逃げ戦うと言うシンプルなもの。しかしその行く先々での多くの出会いが、人の息遣いを感じるほどに人間らしく容易に感情移入してしまう魅力と、当時のことを全く知らない人であっても、百年以上昔の日本を自分が旅をしているかのような錯覚を感じるほどの圧倒的な描写力は自分のかつてのDNAに不可思議な刺激を与えてくれる。
カムイ外伝は「本当にその当時、そのように生きた人たちの全てを生写しにした」かのようなリアルに衝撃を受ける。
劇画といえばさいとうたかおのイメージがあるかもしれないがそのレベルは、白土三平に失礼なぐらい描写力が違う。
読む手は止まらず震え、読む映画と言われるほどの怒涛の展開、人がそこで生きていると錯覚するほど息遣いを感じさせる圧倒的表現力。
この漫画を初めて読んだ時の衝撃は計り知れない。
しかし、
私が最も衝撃を受けたのが「私がそこにいるかのような錯覚」を感じた、と言うものもがあります。正確にはこの漫画を読んでいる時、どこか「懐かしい」と言う不思議な感覚に陥った。おそらく私は日本人で、間違いないことは、この彼らが生きていたであろう時代に私の祖がいた。彼ら先祖が激動の時代を生き延び続けたからこそ今の私が存在する。その遺伝子情報のどこか深くに刻まれた情報がこの漫画を読んだ拍子に浮かび上がってきたのだ。
ブルース歌手ロバート・ジョンソンが十字路で悪魔と契約して超絶技巧を手に入れたと言われているが、白土三平は悪魔ではなく神からこの漫画を描くように天啓を受けたに違いがない。それほどまでに読む人全ての人の魂を響かせ、どこか懐かしさを感じさせ、かつて確実に存在した過去の日本に想いを馳せ、とてつもない脚本に震えるのだろう。
この不思議な感覚をぜひ感じて欲しい。
新装版として書籍版とKindle版が全15巻出ているが
実写映画になった「スガルの島」だけを収録した一冊があるのでここから入って、何か魂に感じるものがあれば全巻どうぞ↓