「現実世界にモンスター！？」あなたの予想を遥かに上回る！漫画「グッド・ナイト・ワールド」4巻の物語ネタバレ！仮想空間に囚われた弟を助けるために命をかけた代償と救済、そして妹の死、家族が再び集まる時、世界はモンスターで溢れかえる…
『グッド・ナイト・ワールド』4巻物語ネタバレ
耐久テストで殺されかけた明日真はイチでした。神室のラボで装置に繋がれた太一郎が命を賭けて黒い鳥が支配するAIだけが住める世界「グッド・ナイト・ワールド」に囚われた明日真を助けに来たのでした。
黒い鳥たちAIを次々と破壊したイチは明日真を脱出させて後から行くからと伝えて別れます。
目覚めた明日真を看病しながら神室は太一郎に“明日真を助けるため、太一郎のコピーAIを作成してAIイチが明日真を助けたこと、そして一度グッドナイトワールドに囚われたAIは二度と脱出できず、この世界が作り物だと自覚した98％のAIが自殺してしまう“ことを伝え、弟を助ける代わりにイチのクローンを身代わりに置いてきた行為は倫理から外れた恐ろしい行為ということ、この現実を明日真には絶対に離さないことを約束させます。
モヤモヤしたものが残されたままでしたが、明日真が無事に戻ってきたことを喜びます。
救出の代償と救済
そして、グッド・ナイト・ワールドに囚われたイチは、すでに周囲が全て作り物だということを理解しており、死場所を求めて歩いていました。弱体化した黒い鳥がイチにくっついてなぜか彼に進む方向を指示しています、すると、突然目の前にピコの現実の姿の女子高生が通りかかります。そして互いの姿を認識し、イチの姿を見て驚いた後、2人は涙を流しながら駆け寄ります。コピーを仮想空間に置いていくという一見残酷な行為でしたが、イチやピコにとっての最適解だったように思います。
復活した明日真と太一郎を乗せて自宅に帰宅中の神室は後ろの座席で父親をそれでも許せないと言い続ける太一郎に対し自分も最初は父親がーと言いますが、太一郎はそういう次元じゃないこと、かつて自分たちには綾という妹がいたが、当時完璧主義を押し付ける父親のせいで何度も怒られ続け、ある日の夜1人で歩いて学校に忘れ物をとりに行ってこいと命令した結果、綾は段ボールに詰められて殺害されてしまった（ダンボール殺人事件）過去を話します。それでも父親は綾の葬式で自分に責任はないことを発言したために初めて父親を殴りそこから全てが壊れたことを神室に説明します。
その頃、昏睡から目覚めた小次郎が遅れて明日真が入院したことを知って病院に向かいますが、そこで明日真が無事に退院したことを知って涙を流すのでした。
グラナダ商会の幹部が集まる定例会に現れたレオンはサスマタがAIであること、そしてプラネットには多くのAIが人間として暮らしていること、レオンは幼い頃にサスマタと知り合い一緒に成長してきた兄弟のようなものだが、彼は人間ではなくきっと志郎がこのままAIを刈り続ける限りいつかサスマタも殺される可能性があるため、サスマタたちAIと人間の境界線を無くすために、苦楽を共にしてきた幹部たちを半ば強引に黒い鳥の血肉として取り込み始めます。
すると、プラネットと現実世界両方で大量の黒い羽が舞い落ちる現象が観測されるのでした。
神室、太一郎、明日真のいる家に戻り事情を知った小次郎は明日真の脳を解析すると言い出し、綾の次は明日真も死にそうになったのだと太一郎が詰め寄りますが、小次郎はいい加減忘れて前をむけと発言したため今度は明日真が小次郎を殴りつけます。嫌気がさした太一郎はもう嫌だと出て行こうとしますが、突然ゲームの敵キャラが現れたと思ったら小次郎の両足を切断するのでした。
何でここにゲームキャラが？
プラネットが現実に？何が起きた？
小次郎は神室に癒しの魔法をとなえろと命令し神室が従うと回復魔法のエフェクトが発生して小次郎の足が再生します。
どうやら、力を蓄え終えた黒い鳥が電波を使って人類全員プラネットに強制転送“させたこと、転送されたのは意識だけで、現実世界では意識を喪失した人がそこらじゅうに倒れている状態）がわかったのは一部の科学者だけで、多くの人が自分たちの住む現実世界に突然モンスターが現れたと勘違いして混乱に陥っていました。
たまたま巨大モンスターを映し出したニュース映像に映った映像に雅がいるのを見つけた太一郎は家を飛び出して明日真と一緒に助けに向かいます。ところが巨大モンスターに殺されそうになった雅を助けたのはこの世界をハッキングして自信を強化したキャラクターに変化させた小次郎でした。
いつぶりかに家族4人の再会でしたが、この混乱を収束させるのは黒い鳥本体を殺す必要があることを説明していますが、雅が突然7年前に死んだは妹の雅の幻覚と楽しそうに話を始めたため、小次郎は雅に対してまだ私を責めるのか！？と涙を流して雅に懇願を始めますが、強く握った手が痛いと叫ぶ雅を助けるため、太一郎が小次郎の背中を剣で突き刺し、小次郎は太一郎をぶん殴り…
やはりゲームの赤羽一家とは違って現実の有馬一家は全てが噛み合わない歯車のようでした。
その様子を見ていた神室が「ゲームの中の赤羽一家のようにもっと仲良くしてください」と言い放つ。
まとめ
いかがでしたか？鬼才岡部潤先生の傑作「グッド・ナイト・ワールド」第4巻の内容をざっくりと紹介させていただきました。
AIだけが住む現実を模して作られた仮想空間グッド・ナイト・ワールドに囚われた弟を助けるためにコピーAIとなって助けに参上したイチでしたが、その代償はその世界に囚われるという残酷なものでした、しかし最後にずっと思い合っていたピコとの再会が描かれるなど見事な伏線回収に涙が溢れた人がたくさんいたのではないでしょうか？
しかし笑顔と涙の次のページからはいきなり現実世界とゲームのプラネットが混ざり合ってしまい、まさかの現実世界にゲームが！？と読者を驚かせましたね。
結局のところ、黒い鳥がグラナド商会の幹部の命を糧に全人類を感染させて強制的にプラネットに転送させられたというものでした。しかし大多数の人類は現実世界と思っているため自分たちの世界に突然モンスターが現れたとパニックになっている様子がリアルに描かれています。
最後に初めて主人公の有馬一家が集まり、妹の綾が残酷な事件に巻き込まれていたこと、母の雅は精神を病んでいたこと、完璧主義者の父小次郎の手前勝手な理想によって家族が巻き込まれまくっているなどとにかく全く噛み合わない家族に対し、ついに神室が口止めされていた有馬一家は赤羽一家だということをついに暴露して物語は終了します。
次は、ついに最終5巻です。
イチとピコのようにウルトラCで大団円を迎えるのか？気になります。
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