『彼女が死ぬ理由が良くわかる』伝説の噛ませ犬。テラフォーマーズマーズランキング19位『エレナ・ペレペルキナ』を徹底解剖。手術ベース『ベラドンナ』が結構微妙。生き残っても活躍できないこと、その他プロフィール、外伝で明かされた能力の凄さ、死に様からバストサイズにアニメ版の声優情報まで幅広くエレナを解説。
コンテンツ
マーズランキング19位:エレナ・ペレペルキナとは
テラフォーマーズ2巻
火星について数時間後にさっさと殺されてしまったエレナ・ペルペルキナ。彼女のおかげでテラフォーマーズの凄さ、シンプルな死生観、そして面白さを読者に伝えることに成功した影の功労者。
素敵な金髪ショートヘア、素敵な一のホクロ。
なんか良くわからないけど素敵な美しい女性であったことだけは読者に印象で残りキャラ人気アンケートでもいつも上位にいるほどの人気キャラである。
ファンからの要望か彼女が死んだテラフォーマーズ2巻発売から4年後の2016年に「Dr.ストーン」の作者Boichによって描かれた「テラフォーマーズ外伝 アシモフ」でメインキャラとして活躍する機会を獲得。
かっこいいしエロい。
全2巻だが圧倒的な画力で描かれるテラフォ外伝は読み応え抜群。
Boichの描く外伝テラフォのワンシーン。
これで連載再開しねぇかな。
そんな外伝ではメインキャラの一人として活躍するため本編では描かれず語られずだったエレナのプロフィール、手術ベース、美しいホクロ、柔らかそうな唇、ノーパン主義者など「テラフォーマーズ」本編しか読んでいない人にとっては新鮮な情報が盛り沢山のはず。
お楽しみに。
テラフォーマーズ外伝 アシモフはamazonでやっとKindle版が発売した。
(ヤンマガの「オリジン」を読んだ人なら分かると思うが、今作でもBoich節なギャグシーンが急に入るのでテラフォーマーズのあの世界観を重視している人は閲覧注意かも)
エレナ・ペレペルキナのプロフィール
あんなに衝撃的なデビュー(と死に様)を見せてくれたエレナですが、テラフォーマーズ本編ではキャラクタープロフィールなどは一切省かれており、あの死亡シーン以降、彼女の情報は23巻のとあるシーンまで姿を見せることはなかった。
そのため以下のプロフィール情報はテラフォーマーズ外伝 アシモフで初めて公開された情報である↓
CV 朴ロ美
所属:アネックス1号第3班
国籍:ロシア
年齢:23歳
誕生日:2月14日
身長:177㎝
体重:65㎏
バストサイズ:Eカップ(ロシア基準)
マーズ・ランキング 19位←NEW!!
手術ベース:ベラドンナ←NEW!!
(あのシーンについては下で解説)
マーズランキング第19位は最近判明
エレナって19位だった?
実は最近まで現在も地球編で活躍中のイワンの姉、エレナ・ペレペルキナのマーズランキングは謎のままで、ただホクロがエロい、咬ませ犬、アシモフの部下、北海一の射撃の名手、もしくは「やっぱりイワンのオネェちゃん」という印象だったエレナ(公式サイトのマーズランキングでも触れてもらえていない)
が、
テラフォーマーズ地球編の最新(そして最終話の可能性大)58話でサムライソードが殺したがっている相手、ハンニバル・G・ニュートンとの戦闘力の差を解説する際に「MO手術を受けた女性のランキング」がしれっと紹介されていた。
ついでに他の女性キャラたちも結構上位だったことが判明。
その中でエレナ・ペレペルキナはなんと「マーズランキング19位」という微妙に上位ランカーであったことが判明。
その他マーズランキング1位〜100位まとめて楽しみたい人はこの記事が最強←
改めて19位という微妙なランカーなエレナペレペルキナの手術ベース「ベラドンナ」について解説をしていく。
手術ベース『ベラドンナ』とは?
分 類= ナス科オオカミナスビ属
学 名= Atropa belladonna
英 名= Deadly nightshade
和 名= オオカミナスビ(狼茄子)
別 名= オオハシリドコロ(大走野老)、セイヨウハシリドコロ(西洋走野老)
原産地 = ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア
色 = 紫
開花時期= 5月~8月
誕生花 = わかりません
和名はオオカミナスビ、オオハシリドコロ、セイヨウハシリドコロ。(微塵も聞いたことがない)
ベラドンナとはナス科の多年草でその辺に生えているが、有害植物の一つで根や葉っぱを煎じて飲むことで鎮痛効果、止汗効果。さらに瞳孔を開かせる「散瞳剤(さんどうざい)」効果もあるため、まじでヨーロッパでは目をぱっちりと見せるカラコン代わりにベラドンナから抽出した点眼薬を処方してもらっていた。
が、実際のところ素人が扱える代物ではなく、花から根っこの先まで毒性の強い植物で「悪魔の草」「魔女の花」とも呼ばれている。
主に欧米で自制する多年草だが、普通にアフリカ、アジア、北アメリカなどの地域でも普通に生えている。なんとなくおどろおどろしい色をしているがそれは正解、素晴らしい直感力をお持ちのようだ。
ベラドンナの効能「毒性と薬性」
ベラドンナの毒性。
ベラドンナに含まれているトロパンアルカロイドの一種であるヒヨスチアミンは、少量で動物に対して強い生理作用を持ち、大量摂取により中枢作用が現れ、幻覚や錯乱、昏睡、血圧上昇、呼吸麻痺などの症状が起こる。小児や高齢者、心臓病・緑内障・前立腺肥大患者が摂取すると、重篤な有害事象がおこる可能性があるため、注意が必要。
特に根と根茎部分は毒性が強い。葉の表面に浮いている油のような成分も触れるとかぶれるほど。
ヨーロッパでは目を大きく見せるために瞳孔を開く効果を求めて処方されていたが、日本でもまれに自生していることもあるそうだが、私も美人に!なんて気軽には触れてはいけない、ベラドンナはかなりの猛毒で、摂取した場合、嘔吐、異常興奮、そしてお望みの散瞳(瞳孔がガン開き)を引き起こし最悪死に至る。
ベラドンナの果実である「ブルーベリーのような実」にも多くの毒性(トロパンアルカロイド)が含まれており、ブルーベリーと勘違いして食中毒を起こす事例は少なくない。というのも困ったことにベラドンナの果実は甘いため食中毒を起こすまで食べ続けてしまうらしい。怖い。
ベラドンナの薬性
ベラドンナの薬性は正しく処方すれば鎮静作用、胃腸の整腸作用
アルカロイドといえば「モルヒネ」という名前の鎮静剤を聞いたことはないだろうか?プライベートライアンなど戦争映画で聞く言葉だがこのモルヒネはアルカロイドを含んでいることで有名。一応モルヒネの種原料はアヘンである。アヘンは20種類以上のアルカロイドを含んでいる。
ベラドンナ名前の由来は「美女」
ベラドンナ。
なんとなく響きの良い言葉で、女性をイメージする人も多いと思うがそれは正解。ベラドンナ(Belladonna)という名前は瞳孔を開いて目を大きく見せるために用いられたことから「イタリア語で美女」の意味『bella(美しい)+donna(貴婦人に対する敬称)』から取られたという説があり面白い。
さらに学名のAtropaはギリシャ神話の運命の女神の一人「アトロポス(Atropos)」にちなんでいるという、美しい女性から離れられないんか。
和名もオオカミナスビというダサい名前も「オオカミのように恐ろしい茄子」という意味。ダサい。
ちなみに私がベラドンナという名前を初めて意識したのはドラゴンヘッドの望月峯太郎の「東京怪童」で精神科医が女装した際の芸名が「ベラドンナ」。
最近Kindle版出たので興味があれば↓
ベラドンナの花言葉
ベラドンナの花言葉は
「人を騙す者の魅力」「沈黙」
そして
「汝を呪う」「男への死の贈物」
美しいが猛毒を持つベラドンナそのまんまな花言葉に逆に興味が湧く。
ということで聞き慣れない植物「ベラドンナ」について解説をしてきたが、貴家先生のように素敵な解説にすることができなかったので申し訳ない。
それではテラフォーマーズ的にはこのベラドンナの能力はどう活かすことができるか?を妄想、考察していく。
弟イワンと似た「ベラドンナ」は微妙な能力。
そんなベラドンナですが、
あれ?
と思ったら相当なテラフォーマーズファン。
そう。
弟のイワンの「チョウセンアサガオ」と能力が丸かぶりしているのだ。
エレナがもし生き残ったとしてベラドンナの特性を活かして活躍することは少ないもしくは微妙な展開になることがファンなら勘付くはず。
ベラドンナの毒性
大量摂取により中枢作用が現れ、幻覚や錯乱、昏睡、血圧上昇、呼吸麻痺などの症状が起こる。小児や高齢者、心臓病・緑内障・前立腺肥大患者が摂取すると、重篤な有害事象がおこる可能性があるため、注意が必要。
チョウセンアサガオの毒性。
葉、根、種子など全体が有毒で、食べるとおう吐やけいれん、発汗抑制、呼吸麻痺、意識障害、散瞳、濃く血圧、急性脳症などを起こす。 大量に食べると、脱力、けいれん、こん睡などを起こして死ぬことも。
あ、イワンと同じだ。
ってことが分かる。
テラフォーマーズ的にイワンとエレナ揃って幻覚攻撃!ってやっても微妙。
唯一生き残れるとしたら「北海一の射撃の名手」って部分に毒属性付与させて攻撃・・・うーん微妙。
ということで原作者の貴家先生は、姉弟揃って似た能力にしたが、どうしても能力、特技、特性などがかぶってしまうことでどちらかを早々にリタイア(死亡)させる必要があったのだろう。
うん、このエレナはさっさと死んだほうが展開が読めなくなって面白くなるな!
よし咬ませ犬になってもらおう!
ってことなのだろう。
テラフォーマーズ外伝アシモフでのエレナの活躍
作者的には展開を盛り上げるために死んだのに、
なんかいきなり人気出たんだけど・・・。
ってなったのだろうか?
死亡してから4年後の2016年に外伝でアシモフ隊長率いるロシア部隊が地球での任務を描いた作品では、モザイクオーガン手術を受けたエレナが「手に入れたベラドンナの能力」をほとんど使うことなく格闘術と銃で敵を薙ぎ倒してくれます。
唯一ベラドンナの能力を使ったのは死にかけた敵から情報を手に入れる際に使い「痛みが快楽」になる麻薬成分を注入した。
テラフォーマーズ外伝アシモフの面白いのはやはり作者が画力の高いBoichさんということで全く別物なのにレベルの高い漫画作品ということ。大体外伝とかは大体アシスタントとかが書いてクソみたいな作品に仕上がることが多いが、この作品は桁違いに面白いので気になる人はぜひ↓
劇中では語られなかった「モザイクオーガン手術のベースとなった生物」をさらに深堀りするなど、もっとテラフォーマーズが好きになる。もう一回読み直したくなる記事群となっています。
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