望月峯太郎の傑作漫画「ドラゴンヘッド」第1巻のネタバレ解説記事です。突然脱線事故に遭い自分以外死んでしまった中学生テルの極限状態の中で出会う眠り続けるアコと生理、気弱な少年ノブオが徐々に闇に侵食されていく様をリアルに描いたかつてない極限体験を。
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第1話:修学旅行
「はっ!!」
暗闇の中目を覚ました。
暗くて…
何も見えない…
?
どうなっているんだ?
…
え?

真っ暗闇の中目を覚ましたテルの目の前、
暗くてよく見えない暗闇の中目に映ったのは
生徒の死体死体死体。
そして割れた窓。
どうやらここは新幹線の中のようだ。
「誰か助けて!」
暗闇の中にこだまする叫び声。
徐々に冷静になり思い出す。事故が起きたこと、空に何かを見たことを。
平和な新幹線の中のことを思い出す。
テルは友人からCDを借りて・・生活指導のミニラに見つかり勝手に出歩いていたことを咎められ謝罪させられたこと、
席に戻った時に窓から見えた空の光。何かを見たのは間違いない。
新幹線はトンネルに入りトンネルに入る…突如起きる脱線事故。
そうだ脱線だ、事故が起きたんだった。
嘘だろ?冗談じゃないこんなところで死にたくない。再び地震が起きたおかげで脱出することに成功したテル。ライターを使って周囲を照らしたが、やはり目の前には死体の山、凄惨な現場だけだった。誰も生き残りはいないのか?

第2話:絶望。生き埋め。
みんな死んでた。
何度車両を跨いでも目の前には死体だけ。生き残りはいないのか?
脱線した車両から抜け出して周囲を見渡しても全てが真っ暗な世界にこだまするのはてるの叫び声だけだった。車掌の死体を見かけたテルは車掌室でマグライトを発見し周囲を明るく照らす手段を手に入れトンネルを脱出するためにトンネルの端を目指すも落盤した岩石の山で埋まっていた。
そんな馬鹿な!
逆方向に走るテル。
しかし反対側の出口も落盤によって埋まって人が通れる隙間は無くなっていた。
閉じ込められた。
埋まっている!
ひとしきり叫び冷静になったテルは新幹線の中を歩き回りラジオが使えるラジカセを入手「緊急放送」とだけかろうじて聞こえるがほぼ砂嵐のザーザー音しか聞こえない、そして再び大きな地震。
彼の精神は限界だ。
第3話:アコ登場。
過去を思い出すテル。
あの時はよかった。
父親と母親の食事会に行かずにカップラーメを啜っていたこと。一緒に行くこと自体が恥ずかしいことだとプライドが邪魔をしていたこと。
父さん、母さん、姉ちゃん…
暗闇だ。
夢を見た。
「人の声だ」
幻聴じゃない。
死体だらけの新幹線内を走り回るテル。そこにいたのは意識を失い倒れていた少女「アコ」だった。
彼女は眠っているのか意識はないのだが、彼女がかろうじて出した声が聞こえたのだろうかテルは彼女を助け出し近くの椅子に座らせる。
彼女は眠ったままだ。
第4話:ノブオ
突然奥から人が現れた。
彼の名前はノブオ。
偶然トイレにいたことで生き延びたのだという。
生存者に喜ぶテルとは違い、常に苛立っている様子で手も震え、目も合わせようとしない何か様子がおかしい。それでも生き延びた人に出会えたことが嬉しい。
救急箱を手に入れるために車両の奥を進み食堂室を見つけたテルとノブオは久しぶりの水と食料を手に入れてアコのガラス片が刺さった足の汚れを洗浄することができた。
ホッとしてテルは1日ぶりに眠ることができた。
第5話:非常事態宣言
熱い。
部屋のクーラーが止まっているのだろうか。リモコンを取ろうとしたらテレビの音声が切り替わった
「番組の途中…防災判定会を経て…内閣総…警戒宣言非常事態宣言が発…」
「え?」
「夢?」
非常事態宣言?
この事態はただの脱線ではないのか?
この地震も何か関係あるのだろうか?
ノブオは起きていたが、あこは相変わらず眠っていた。
ノブオはどうやらトンネルが埋まっていることを知らないようだったため、知らせた結果、鼻血を出して怯えた表情でトンネルの両側を見て、膝から崩れ落ちた。
その後彼は「僕らは死ぬんだ!」死ぬんだ!死ぬんだ!と連呼して縮こまって座り込んでガタガタと震え始めた。
第6話:暗闇の中に潜むもの
テルが迎えに来たが、ノブオの怯えは止まらずトンネルを見て叫ぶ
「何かがいる!!」
それからノブオの精神状態は限界になった、
ついに幻覚が見え始める。
第7話:アコの目覚め、生理
ノブオの様子がおかしい。
ぶつぶつ独り言を言う機会が増えているようだ。心配したテルが声をかけると
「…お前…誰だ?」
ノブオの精神状態がおかしくなっていく一方だ気晴らしに散策をしているとついに彼は暗闇に向かい「あいつが原因だ」と叫びながら何処かに消えてしまった。
その頃アコが目覚めた。
何が起きたのか?手当を受けたようだが・・
突然のお腹の痛み。
生理が始まったのだ。
太ももを伝う経血。
「う…」
見渡す限り暗闇しかない。
第8話:心に巣食うもの
ノブオがかけて行った表紙にアルコールに引火した火が照明になることに気がついたテルはアコの元に戻る。いじめっ子の幻覚に追い詰められるノブオ。
クラスメートがいた車両に戻り、追ってきた幻覚の死体を見つけたノブオはマグライトを使って死体をめった打ちし続ける。
飛び散る血液を全身に浴びながら何かを払拭するかのように振り翳し続ける。
彼の股間は膨らんでいた。
彼の中で何かが弾けた。
第9話:彼女のハンデ
アコの元に戻ったが、アコは泣いていた。
良かった目が覚めたんだね!と近付こうとするテルに対し来ないでくれ!と拒絶するアコは、カバンを持ってこいと無茶振りをする。アコの足回りは経血で血だらけになっていた。
彼女も混乱しているのだ。
なんとか車内からバッグを何個か見つけて持ってきた。着替えたいようだ。アコがバックの中から生理用品を見つけ着替え要としていたら、突然フラッシュライトの光を浴びる。
ノブオだった。
全身血まみれだった。
自分はもう慣れたこと、女性は生きていくのが大変だと伝えてきた。
彼はこっちをじっと見ていた。
第10話:東の空
血まみれのノブオに質問すると転んだ、森川を見つけた、少しおかしくなっていたけど今は大丈夫だと言うことを伝え着替えを始めるノブオ。
目覚めたばかりのアコは同じように気を失っているだけの人がいるんじゃないか?と発言するが、「いないよ、みんな死んだ、生き残ったのは僕らだけだ」
と遮るノブオ。さらに
「僕らは選ばれた人間なんだ」
ノブオの言動は目覚めたばかりの女性に聞かせる話ではない。
「黙れよ!」
大きな声で遮るテル。
笑いながら何処かにいくノブオ。
何が起きたの?と聞いてくるアコに対して思い出したことがある、とテル。
東の空に見えた巨大な光を。
富士山の方角である。
第11話:
どれくらい時間が経ったのだろう・・・
うなだれるテル。
同じように体育座りで固まるアコ。
ノブオは相変わらず暗闇の中徘徊を続け。
トンネルの中は壊れたサウナのように暑さを増すばかりだった。
体力も気力も限界に近づきそれぞれが起きて食べてまた眠る日々を繰り返して4日目。
突然大地震が襲う。
ちくしょう死んだ方がマシだ畜生!
そうだ僕は家に帰るんだ。
とにかく落ち着ける場所を作らないと。
車内はダメだ死体だらけだ・・・
結局僕らは電車の外に落ち着く場所を作ることにした。
漫画【ドラゴンヘッド】1巻ネタバレ「アコの生理、子供たちの異変」
いかがでしたか?
1巻は1995年
阪神淡路大震災の前年に単行本化されているにもかかわらず、本当にそこにいるかのような緻密な作画と、リアルなキャラの表情、徐々に狂っていく彼らの精神状況など、ページをめくる手が止まらなくなります。
全10巻を楽しむなら電子書籍がおすすめ、基本的に暗い描写が多いので自分でスマホの光量を変えて楽しめるので。ebookが半額で読めるのでおすすめ。
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