「悪夢のような姿」テラフォーマーズに登場した異なる生物と融合したゴキブリ全種類を画像付きで解説。誰から奪った能力なのか?スキンヘッド型4体の違い、頭の刻印の意味など、普通に読んだら読み飛ばしてしまうような興味深いゴキブリたちの生態などを解説していきます。きっともう一度テラフォーマーズが読みたくなりますよ^^
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【テラフォーマー】ゴキブリ全種類一覧と正体、名前、強さランキング解説
それではここから先はテラフォーマーズ1巻〜22巻に登場したテラフォーマー(ゴキブリ)について解説していきます。外伝、小説などはほんの少ししか触れていないため、詳細が間違っている可能性がありますが、その際はどの本、外伝を読めば良いなどの指摘をいただけると幸いです。
”ノーマル成体”ゴキブリ
ノーマル型概要:
・火星に放たれたゴキブリが進化した姿。人間に敵対意識を持っており、発見するや否や大群で襲ってくる。
・なぜ地球のゴキブリが火星に苔と一緒に撒かれた500年の間にこのような進化を遂げた理由は不明のまま。噂では「ラハブ」と呼ばれる謎の超文明が残した何かが原因と言われているが・・・。
・脳は人と同じような社会生活を送るまでに発達。
・皮膚は多糖類アミロースと呼ばれるブドウ糖の集合体から形成されている。
・背中に羽を収納しており飛び立つことが可能。巨躯を飛ばすため長い時間の飛行や素早い飛行はできないがこの体を飛ばすほどの筋力は馬鹿にできない。
・弱点は食道下神経節。喉と胸の間にある胴体の動きを制御しているこの神経を破壊しなければ人間への破壊行動を止めることはない。
・弱点は痛覚がない点。痛みを感じない昆虫のままであるのが弱点である。痛みや恐れを知らずに常に特攻してくるので脅威ではあるが、部位破壊をされても気付けずバランスを崩すこともあるので大きな隙を見せることがある。
相対した場合は逃げることは不可能なので、速攻殺すか死ぬしかない。
”ノーマル幼体”ゴキブリ
テラフォーマーの”幼体”概要
・幼体はテラフォーマーの卵から孵った最初の形態。
・テラフォーマーズ8巻で初登場。
・なぜ幼体が?リーダーを失った後一時的に統率を失われたと思われていたテラフォーマーが残された「リーダーが残した文字による教育」によって個々が教育することを学び始めた。これにより子供にも教育を受けさせた方がより強い個体に成長することを学んだ成体テラフォーマーたちによって、”人間を殺し、技術を奪うため人間の部位(パーツ)を奪う” 実地教育を受けさせるために中国、ロシアに向けて放たれた。
・筋力や知能は整体には劣るため、2匹1組で行動。ナイフなどの武器を使い、小ささを活かした素早い動きでランキング18位のニーナに重傷を負わせる潜在能力の高さを見せつけた。
”ノーマル力士型”ゴキブリ
力士型テラフォーマー概要
バグズ2号が火星に持ち込んだタンパク質豊富な蚕蛾を火星で養殖に成功し、豊富なタンパク質を摂取し続け体が肥大化したテラフォーマーの成体を”力士型”と呼ぶ。
・位の高さは高い。見た目通り力に特化した個体で強さを象徴する腕の縄の数、蚕蛾の糸で紡いだ腰蓑を装着しており強さこそが力、力こそが権力の象徴である。ノーマル型テラフォーマーの中では位が高い。
・強さ。マーズランキング一13位のイザベラのパンチ1発で上半身を粉々にする威力を持つ(後日公式ガイドブックで原作の貴家悠先生がリオックが昆虫として普通に強いからすぐに殺したと告白。もっと活躍の場があったはずのイザベラのプロフィールと最強の肉食昆虫リオック解説はこちら)
”スキンヘッド型”ゴキブリ
生まれた順番に刻印の数が増えていく・・・。
スキンヘッド/祈る者(リーダー)型テラフォーマーはテラフォーマーの個体の中で突然変異で稀に生まれる著しく知能が高い個体。リーダーとして他のテラフォーマーを統率し指揮する。日本に潜んでいた個体たちの中にもこのスキンヘッド型が一体おり「祈る者(インヴォーダー)」と呼ばれている。
・スキンヘッドで額に謎の刻印が刻まれている。22巻現時点で『4個体のスキンヘッド』を確認。5000万体に1体の割合で生まれる超レア個体。
右がNo.2
・1巻で卵から孵化した二匹の個体がスキンヘッド型は、生まれた時から人間の格闘技のような動きで攻撃し、人間の攻撃を見切って反撃してくる天性の格闘センスを見せつけた。
・No.2はティンと蛭間によって殺すことに成功。
・No.1はバグズ2号に乗って地球に辿り着いている・・・。
火星に残ったテラフォーマーを統率していたNo.3のスキンヘッド型ゴキブリはアドルフのいたドイツ班を全滅させるも、まさかの自爆に巻き込まれあっさりと死亡してしまった。
・No.4は最も若いスキンヘッド型個体ゴキブリ。15巻で脱出艦に向けてダッシュするアネックスクルーの前に立ち塞がった13位のイザベラの手術ベース「リオック」を宿し専用武器テラフォーマー攻撃用蹴球レガース「カルナバル・ド・パリス」を装備して一瞬にしてクルーの命を奪った。中国の細菌の撒かれたアネックス艦内で生まれた個体のためウイルスにも抗体を持つ無敵と思われたが、生き残ったクルーの執念、鬼束のパンチ、そしてアレックスの鉄球によって弱点の胸部を撃ち抜かれ死亡する。
”祈る者”ゴキブリ
・バグズ2号に乗って地球に飛来したNo.1のスキンヘッド型は地球で独自の教育を受け「人間とゴキブリを交配」させた「人間とゴキブリのハーフ」を生み出そうと研究していた。その時に何かに対し祈る姿を目撃した蛭間総理が「祈る者」と命名。ハーフを作り出すその裏に暗躍していたのは、ニュートン一族のようだがまだ謎が多い。
・弱点がない。他の個体と同じく食道下神経節だったが、地球で暗躍する祈る者は自身の体を外科手術して神経節を全身に分散させており、弱点だったはずの胸を貫かれても生存し捕獲されたはずの基地で人間を蹂躙、頭部を再びつなげて逃亡した。
・現時点ではこのNo.1が唯一のスキンヘッド型だが、次に生まれる場合刻印が5つのNo.5となるが・・この刻印の数、意味は不明なまま。
”メダカハネカクシ型”ゴキブリ
”メダカハネカクシ型”テラフォーマー(ゴキブリ)はアネックスから脱出したロシア班を襲った個体。バグズ2号で登場したテジャス・ヴィジ(キモい変形して口から噴射して小吉達を脱出させた功労者)から能力を奪った個体。
・え?あれ能力者だったんだ?と思う人も多いと思うが、公式ガイドブックでは「隠れて見えないが背中の腰付近に2門の噴射口がある」と解説されている。
今まで「ロシア班を瞬殺するほどテラフォーマーは強いぞ」という印象しかなかった個体だが、実は手術済みの特別な個体だったことが分かり、イワンの姉エレナが目測を見誤ったわけでもなく、まさかの強個体だから仕方ないよね。と安心したようなしないようなことになった。
そんなエレナが大活躍する外伝「アシモフ」のお話、手術ベース猛毒「ベラドンナ」などエレナにまつわる全てを解説した記事はこちら
”ミイデラゴミムシ型”ゴキブリ
ミイデラゴミムシ型テラフォーマー(ゴキブリ)はバグズ2号で登場したゴッド・リーの手術ベースを奪った個体。あっさり捕獲されるも捕獲縄の中から熱線を射出してシーラの命を奪った。
シーラはあっさりと無くなってしまったが、手術ベースは世界最強の猛毒を持つ「ヤドクガエル」を手術ベース生物を宿しており、生きていたら下位ランカーだったが強力な毒で仲間を補助する物語も見れただけに残念・・・そんなシーラの興味深い手術ベース生物ヤドクカエルを深堀した解説記事はこちら
”ゲンゴロウ型”ゴキブリ
”ゲンゴロウ型”ゴキブリはバグズ2号の乗組員ジョーンから奪ったゲンゴロウの能力を備えたゴキブリ。ヒレ状の足はブラシのような生え方をした繊毛によって人間を水中に引き込むほどの推進力を持っている。手のひらは吸盤状に進化しており獲物を吸い付き離さない。
覚えてる?
水中戦に持ち込まれた時点で勝負があったが、ミッシェルは冷静にゲンゴロウの脚の推進力を奪うために4の字固めを行い自由を奪った状態で待機、、、2分後に足を折ったタイミングで膝丸燈の糸で地上に戻り捕獲されてしまう。冷静な判断を行ったミッシェルの勝利。
”サバクトビバッタ型”ゴキブリ
”サバクトビバッタ型”ゴキブリはバグズ2号の乗組員ティンの死体から奪った能力を備えたテラフォーマー(ゴキブリ)見た目通り強力な脚力で空高く飛び、蹴りは全てが必殺の威力を誇る。
・1巻バグズ1号編で大活躍したティンの「サバクトビバッタ」の能力を備えていたが、戦いのスキルや経験が浅く長らく古武術で修練を積んだ膝丸燈の攻撃を恐れ逃亡するも、アレックスの投擲攻撃によって機動力を奪われたところを捕獲される。
”クロカタゾウムシ型”ゴキブリ
”クロカタゾウムシ型”テラフォーマー(ゴキブリ)はバグズ2号の乗組員ジャイナの手術ベースを奪った個体。ノーマル力士型よりも強く強靭な肉体と鋼のような皮膚を持つ超強力個体。腕に巻く縄よりも位の高さを示す荒縄状のふんどしを装備。
・筋肉こそが正義と言わんばかりの超肉体からは想像できないような素早い攻撃と一撃必殺な攻撃、膝丸燈の残した糸をたくみに操り鬼束慶次のフットワークを奪い強力なを与え瀕死の重傷を追わせる。
”ボクサー”である鬼束慶次は再び立ち上がり、ふらふらの状態だったがたった1発の右ストレートで弱点である食道下神経節を損傷させ捕獲に成功する。(途中涙を流したり、足元を掬われたりせずさっさと本気でストレート一閃で倒せたじゃねーか、戦いの流れがワンピ○スか!とヤキモキさせてくれた戦いだった)
バグズ2号では銃弾は防げたが、掴まれて千切られてしまったジャイナだったが、ゴキブリがこの能力を奪うと凶悪な性能を生み出した。
”クモイトカイコガ型”ゴキブリ
”クモイトカイコガ型”テラフォーマー(ゴキブリ)はバグズ2号編で非業の死を遂げた小町小吉艦長の幼馴染”秋田奈々緒”の能力と死体を奪った個体。あらかじめ堀った穴に小町艦長たちを落として罠に嵌めたつもりだったが、彼女の死体を火星に置いてきたことで彼女の遺体を弄んだゴキブリに対して静かに怒った小町艦長の大雀蜂の毒針ラッシュを受けて死亡。
”オケラ型”ゴキブリ
”オケラ型”ゴキブリはバグズ2号の乗組員ヤンの能力を奪った個体。掘る、飛ぶ、泳ぐ、登る、走る、跳ぶ、鳴く、通称オケラの七つ芸で発達した手足を使いマルコスたちに襲い掛かる。
オケラ型ゴキブリは敵を炎の海の罠にはめたことで油断したのか、アネックスクルーが大量にいる場所で襲いかかったためアレックスの投擲、マルコスの棒術、膝丸燈の武術によってボッコボコにされ逃亡するもあらかじめ張ってあった燈の糸にがんじがらめにされてしまい地中深くで何もできないまま最期を迎える。(地中深くに潜ったため捕獲できず)
まとめ
いかがでしたか?
アネックス中盤までに登場したゴキブリをまずは解説していきました。
これからも追記していくのでよろしくお願いします。
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