「テラフォーマーズの続編かと思ったら原作レ○プだった」作画の橘賢一突然連載した「ジャイガンティス」の1巻(1話〜5話)ネタバレ感想評価。連載直後から「パクリだ」「打ち切り候補」と言われるほどに不評な理由とは?明らかにテラフォ意識の原作者は悪名高い海猿の原作者「小森陽一」とは?を紹介している記事です。
週刊ヤングジャンプで連載していたテラフォーマーズは2018年12月6月から原作者である貴家悠先生の体調不良により休載しています。
2020年に入ってから作画の橘賢一先生がヤンジャン誌面で「アシスタント募集」を開始ことが話題になり「間も無くテラフォーマーズ再開するんじゃないの?」とファンに期待をさせていたのですが突然グランドジャンプで「ジャイガンティス」を新連載スタート。
テ、テラフォーマーズは?
というファンの声を無視して突如始まったジャイガンティスは一体どんな漫画なのかを紹介していきます。
コンテンツ
テラフォーマーズは打ち切り?最終回は?
ヤングジャンプ巻末には「今週はテラフォーマーズは休載します」と書かれ続けているので「打ち切り」ではなく「原作者である貴家悠先生」が復活次第きっと連載再開してくれるのは間違い無いです。作者休載の真相、テラフォーマーズ最新話の詳細はこちら
が、グランドジャンプは月二回発刊なのでもしもの両方連載は・・いけなくもない・・ですよね・・・。
ジャイガンティスは長期狙いなのか、テラフォーマーズ再開までの肩慣らしな短期連載なのかは不明ですが、すでに「打ち切り候補」と言われているのも納得な第一話だったので紹介します。
テラフォのパクリ?ジャイガンティスとは?
ジャイガンティスとはグランドジャンプ17号から連載を開始。
現在18号で2話が掲載中。
作画はテラフォーマーズでお馴染み「橘賢一」先生。
原作は「海猿」や「BORDER66」の小森陽一が担当。
テラフォのパクリと言われる所以はその設定と展開が第一話から似ているという点。
謎の生物は捕食した相手と同化して巨大化&捕食をする怪物を生み出し続けるのだが、第一話目にしてテラフォーマーズのように「さまざまな動植物と同化」して人間を襲っているのだが、なんと第2話にして謎の化け物に怪我を負わされた主人公がその能力を得たっぽく・・・。
そしてどうやらそのように謎の生物の力が感染してしまった人も他にいて、それを既に研究している施設があって。
どうやらその力はその生物を根絶させる希望であるらしい。。
ってあれ?
「この設定テラフォーマーズじゃね?」
「小規模なテラフォーマーズじゃん」
ってなるのも納得な展開がのっけから始まっているので「こんな原作を書いたやつは誰だ!」ってなったらまさかの海猿で一悶着を起こした「原作者の小森陽一」だったりしてファンの間ではカイジよろしく
ざわ・・ざわ・・・
している真っ最中というわけです。
ジャイガンティス1話「出喰(でくわし)」あらすじ感想
”生物は左右対称である”
その当たり前から逸脱した存在が長崎県対馬市の漁港に突然紛れ込んでいた。
その生物はネズミのようだが顔が2頭と明らかに内部に全く未知の生命体が蠢いているのが確認できる。
威嚇してきた猫を捕食しネズミ、猫、何かが混ざったキメラのような存在になった何かは次に人間に狙いを定める。
その日、高校生の玄は病弱な妹美咲、母に見送られ学校で過ごしていると突然火災報知器が鳴り響き、、、、対馬は地獄と化す。
そして「その”何か”の存在を知っていたかのように」重装備の自衛隊員を乗せたヘリコプターが上陸して物語は一気に加速する
近未来SFの最高傑作「テラフォーマーズ」の橘賢一と海猿の原作者「小森陽一」のタッグで贈られる大人のためのSF漫画がついに始まる。
テラフォーマーズの橘賢一先生の絵が見れて超嬉しい。
が素直な感想。
冒頭の人間の左右対称であるーとか「おお。。テラフォーマーズみたいだw」とかワクワクしていたのが読み終わって分かる。
「ああ、これテラフォーマーズパクってんのかこのクソ原作者が。」
という感情と
「それでも橘賢一先生の作品読んでいたい」
という相反する感情が湧き出た。
でもやはり、
明らかにテラフォーマーズを意識して書いているのが分かって悲しい。
もちろんテラフォーマーズファンとしては「連載再開ではなく新連載」の時点で悲しいのだが、それを上回る感情が「パクリかよ。。。」なのだ。
この謎の生命体「何か」は捕食した相手と同化していく能力がある。
1話の後半では増殖しまくった「何か」がムカデやバッタなどの虫、犬、馬、人間、そして樹木?と同化しているのが確認できる。
あ、この先この「何か」の能力を奪った人間が「テラフォーマーズみたいに他の生物と同化して超強くなってこいつらと戦う物語なんだな」というのが分かってしまうのだ。(実際に2話のラストでは・・・あーあ、まじで本当にその通りかよって展開が待っているのでお楽しみに)
ジャイガンティス2話「夜鳥」あらすじ感想
襲撃から1年後
対馬に数十箇所ある砲台跡の堅牢な扉の中で飢えと戦いながら過ごしていた主人公の玄と妹の美咲。
また一人の避難民の老人が死んでしまった。
あの日、島を襲った怪物は次々に捕食した相手と融合(同化)を繰り返しその姿から「鵺(ぬえ)」と呼ばれるようになった。
ある日突然鵺が砲台跡に侵入してしまい次々と捕食され同化していく避難民。
妹の美咲を残し鵺に怪我を負わされ海に落ちた玄。
テラフォーマーズ待ったなし!
小規模テラフォーミング。
1年後ってw
なんで一年後にしたん?
なんで一年後にじゃがいもとか食料品がないのに主人公とか全然元気なの?妹の美咲の病弱設定はどうなったの?めっちゃくちゃ希望に満ち溢れているのはどうして?鵺はなんで1年間もこの砲台跡を見逃してたの?対馬市の人口3万人のほとんどが鵺なのにどうやって生き延びたの?
という野暮な疑問はすっ飛ばされてとりあえず玄に超人になるために鵺に傷を負わせるためだけに2話も消費させた流れは正直辛い。テラフォーマーズが美化されてるんだろうけどさ。
やっぱり原作者が違うとこうも面白くない展開になるんだな。
って勉強になる。
きっと玄はテラフォーマーズみたいに鵺の力を手に入れた超人になるんだろう。
そして対馬に「超人チーム」で鵺撲滅作戦をしにいくんだろう。
鵺も様々な生物と同化しているからそれぞれ特徴的な攻撃で玄を困らせるのだろう。
進化した鵺の中には「言語を理解する人間のような上位種」が出てきて玄を苦しめるのだろう。
妹の美咲はとっくに感染していたりするんだろう。
ジャイガンティス1巻の感想「作画劣化、展開遅くつまらない」
いつの間にか1巻が発売したジャイガンティスを一気に読んでみたので感想を述べていきます。
この先はジャイガンティスに対しテラフォーマーズの作者という先入観が抜けないボーダー気味な中年による吐き捨て感想なので、読み飛ばして結構でございます。
1巻でやっと分かるジャイガンティスの世界観
記念すべき第1話、はテラフォーマーズの作者最新作ということで皆が待ちに待っていたため、あまりにテラフォ感のないグロテスクな生物、よくわかんない展開、どうでも良い説明。
ん?
面白いか?
と思った矢先に2話目にいきなり「1年後」
って一気に大事な部分を飛ばし。
よくわかんないまま襲われて
漂流して。
布石っぽいイアス”達”を見せて。
救助されて。
逃げるの失敗して。
私たちはイアスの研究しているの。
って解説が始まっても
全く興味が湧かない。
何が面白いのかわからないままジャイガンティスのなんの盛り上がりも理解できないまま読むのを辞めてしまってたが。1巻を読んでやっとジャイガンティスの研究を実は世界はしていたことが分かって少しだけ世界観が分かった。
ジャイガンティス1巻を読んで良かったのはこれだけ。
何が面白いのかわからない
いきなり対馬が蹂躙される。
謎の生物によって。
1年後。
おいおい、1年後って。
しかも食料どうしたんだよ。
みんなそれほど瀕死じゃねぇし。
一人1食数個に刻まれたじゃがいもって1週間もたないだろうよ。
っておいおい、
1年も守っていた堅牢な扉があっさり破られてんじゃん。
「お前らには殺されねぇ!」
「みさきイィぃー!」
は?
そこでイキる主人公になんの熱も興味も湧かない。
世界中で研究されていたはずなのに倒す手段も見つかってないのに、自衛隊が完全武装で向かった理由は?俺たちは訓練をしてきた!とか言ってたのに、イアスのことなんもわからないで何やってんの?
「化け物めえ!」
って銃を乱射するのはなんで?
銃撃ダメって1年前から知ってるんだよね?
殺せないなら捕縛は?
ガスは?
電気は?
閃光は?
エイリアン2で予備知識なしで突っ込んだバカな海兵隊員なの?
リアリティを出したいの?エンタメだから無視しろっての?
どこに興味を持つべきが不安定な読者に何を提供しているんだろう?
この漫画のどこが面白いよ!って思っているんだろう?
橘賢一先生の作画劣化
あの滑らかな作画はどこに?
が第一印象。
テラフォーマーズのあまりに長い休載期間に少しだけ劣化した作画な印象を持った。
後半につれて徐々作画の勢いが復活するのだが、やはり、テラフォーマーズのどのキャラもカッケェが一切ない。
主人公玄にも魅力がない。
展開がクソ、1巻で物語が何も進まない
あーあ、テラフォやんけ。
ってこんな原作作った人ってどんな人なんだ?
悪名高い?海猿原作者「小森陽一」とは
小森陽一は海猿の原作者として有名ですが、作画の佐藤秀峰先生ファンなら知っていると思いますが「佐藤秀峰先生は小森陽一が大嫌い」なんですよね。
いろんな媒体から推測すると「海猿」の原作者っていう割に別に取材に代わりに行ったりネーム書いてくれたりするんじゃなくて「海猿の骨子部分のネタをくれただけ」であって海猿執筆時になんの助けにもならないくせに「海猿は俺が作った!」みたいにメディアに取り上げられているのが心底ムカついていたようです。
詳細は佐藤秀峰らしき漫画家が「海猿らしき作品」を連載中に起きた「原作者の小森陽一のような男」と編集部との出来事としてめっちゃ克明に書いてありました。そしてリアルすぎてこの漫画面白いのに1巻Kindle版はAmazonで無料で読めたので面白いです。
グランドジャンプって何が連載してるの?
グランドジャンプはかつては村上もとかの「仁」が連載していたことで有名になりましたが現在の連載一覧を読めば「あー…」となります。
はっきり言えば橘賢一の最新作がなかったら絶対に購入しないだろうなって一覧なのがよく分かります。(私見です)
村上もとか先生の「仁」の次の作品「侠医冬馬」は仁のように現代の医師が江戸時代にタイムスリップして過去の医療現場と歴史を変えないように現代医療をいかにこの時代に合わせるのか?試行錯誤とリアルな江戸時代を描き観て読んで楽しめる作品でしたが、今作ではそんなエンタメ要素があるようなお話ではなく、江戸時代に医師を志す男の話なだけ。なので既に設定からパッとする話ではなく途中で読むのを断念した。現時点で5巻まで出ているのにドラマ化の話もないって点でわかるでしょ?
こち亀の秋本治の最新作「ブラックティガー」も作画崩壊しているし、先生とアシスタントで作画の差が目立つし、ストーリー展開も終始滑りっぱなしの西部劇漫画だし。誰に需要があるのだろうか?。
唯一読んでいてまぁまぁ面白かったのは「王様の仕立て屋」服の仕立て屋(テーラー)が主人公のお話でさまざまな事情で仕立てを依頼に来る客にただただ良い服を作るだけではない人情系でもあり新鮮。が、せっかくの仕立てのシーンを「ギコギコ」って一コマだけで終わらせてしまい古い作画もあいまって別段次の話は読まなくていいかなって感じ。
まとめ:ジャイガンティスから目が離せない
とりあえずジャイガンティスだけ読めればいいやって感じの一覧でした。